人材紹介会社に頼らない採用方法 その1

今回はタイにある人材紹介会社に頼らない採用方法を紹介しようと思います。このブログでは、「人材紹介会社」を「採用する人材の数か月分の給与相当額を成功報酬として請求する会社」と定義します。ただし、現地で日本人を雇いたい場合は、人材紹介会社に頼る方が良いでしょう。

人材紹介会社は求職者に自社に来てもらい、そこで事前に面接をして登録する会社もありますが、後で説明するようにタイで有名なウェブサイトに登録し、そこで見つけた人材を紹介する場合もあります。後者のケースもそれなりにあると思われます。そのため、高い手数料を払ってまで彼らにお願いする必要があるのかをよく検討する必要があります。自社の手間さえ惜しまなければ、人材紹介会社と同じ供給源にアクセスできるからです。

さて、既に申し上げた通り、タイには多くのタイ人求職者が登録する有名なサイトがあります。これらのサイトを知らないタイ人はまずいないと言って間違いありません。そのため、これらのサイトに登録すれば自社で採用が可能になります。登録手数料も割と安いため、自社で採用できる体制を整えることができるのであれば、人材紹介会社に頼らないことをお勧めします。

下記に有名なサイトのURLをリンクさせておきます。名前をクリックすればサイトを見ることができます。

サイトはタイ語、英語で閲覧が可能です。ただし、履歴書(レジュメ)については、本人が英語で記載していない限り、タイ語でしか見れません。そのため、タイ語が読めない場合は、タイ人スタッフの協力が必要です。

ここからは、「ミトラパープ」で実際に利用したことのある「Jobthai」を使って説明していきます。「Jobthai」の求人広告掲載料は、「求人広告の掲載期間」と「求人する職種数」によって異なります。また、ビジネスとプレミアムの2つのパッケージがあります。

例えば、ビジネスパッケージで、期間1か月、職種を1職種とすると、VAT(付加価値税)抜きで990バーツです。同条件でそれぞれ3か月、6か月、1年間とすると、それぞれ2,673バーツ、5,049バーツ、9,504バーツです。詳細をご覧になりたい方は、次のリンクをクリック下さい。料金は6ページ目にあります。⇒求人広告掲載料(登録するときには最新の金額をご確認下さい。)

登録で必要なものは下記の3点です。

  1. ภพ. 20 หรือหนังสือรับรองจดทะเบียนบริษัท (หน้าแรก) ที่มีตราประทับพร้อมลายเซ็นต์(会社印を押し、代表者の署名をした「VAT登録書(ポーポー20)」あるいは「会社登記証明書(最初のページ)」)
  2. หลักฐานการชำระค่าโฆษณา(広告掲載料を支払った証拠)
  3. หนังสือหักภาษี ณ ที่จ่าย (ถ้ามี)((もしあれば)源泉徴収票)

それでは実際のResumeを覗いてみましょう。ログインしてEmployerのページにいくと、次の検索ページが現れます。

ここでは、職種、学歴、県/地域、キーワード、写真の有り無しで検索ができます。さらに詳細検索がしたい場合は、Advance Searchを使います。

今回は会計、バンコクエリア、写真付きで検索してみました。すると、次のように求職者の閲覧ページが現れます。気になる求職者がいればクリックすると、Resumeを見ることができます。

Resumeはこのような感じです。このブログのサンプル写真では、求職者の写真や連絡先などを見ることができませんが、広告掲載料を支払えば、ちゃんと見ることができるので大丈夫です。

このように採用候補者を検索する以外に、自社の求人情報をJobthai上に掲載することもできます。先ほど説明した求人広告掲載料は、この自社求人広告の掲載期間と掲載できる職種数と関係しています。Resumeの検索は、どのプランを選んでも、広告求人掲載期間であれば利用可能です。

もし、自社採用してみたい、あるいは採用に関する悩みがあれば、ぜひミトラパープにご相談下さい。

投稿者: Somchai

ミトラパープは主に中小企業の皆様を対象にタイでの経営全般(労務、採用、会計など)に関するコンサルティング、タイ語翻訳・通訳などを行っています。