以前のブログ「タイ人スタッフに「できません」と言われたときの対処法 ~90日レポート~」でタイ人スタッフに仕事をお願いしたときに「それはできません」と言われてしまうケースの対処法を説明しました。既に他のブログで書いた通り、90日レポートの申請は本人以外の代理申請が可能です。(90日レポートについてのブログはこちらをご覧下さい。)
今回は私が駐在員として働いていたときに起きたケースをご紹介します。ある日、新しく入ってきた総務スタッフに日本人駐在員の90日レポート申請の準備をお願いしました。しばらくすると、スタッフより、「90日レポートは本人が行かなければなりません。」と言われました。これまでに幾度となく本人以外の代理申請をしていたため、それはおかしいと思い、理由を問いただしました。すると、「法律の変更で代理申請できない。」とイミグレーションの係官が言っていると主張してきました。
私はこれまでのタイでの経験とその総務スタッフの能力を信頼していなかったため、その係官の言っていることは本当に正しいのか、その係官の役職レベルはどのくらいか、もう一度別の係官に確認の連絡をするように指示しました。その総務スタッフは、渋りながらも再度連絡を取ってくれました。その結果、代理申請できることが判明し、問題なく申請を完了させることができました。
このケースは、本当にイミグレーションの係官ができないと言っていたのか、新しい総務スタッフの作り話かどうか、真相は分かりません。しかしながら、政府機関だからといって、対応してくれるスタッフのレベルによっては、全面的に信じてはいけないという教訓を得る良い機会になりました。
タイで仕事を任せるときには、そのスタッフの能力をよく見極め、どのレベルぐらいまでなら信用できるかといった判断も必要になります。たいして調べもせずに適当なことを言っている場合もあるので注意が必要です。
今回のブログが「それはできません」と否定されたときの解決策につながれば幸いです。タイのビジネス運営で困ったことがあれば、ぜひミトラパープにご相談下さい。
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